一般撮影
最終更新日:2011年5月30日(月曜日) 15時19分 コンテンツID:2-5-204-418
一般撮影について
放射線の一種であるX線を照射して人体の内部の写真を撮影する検査です。人体は、骨、筋肉、軟部組織、脂肪、空気などで構成されており、それぞれX線吸収率が異なります。
一般撮影室 |
人体を透過したX線の量を白黒の写真として、表示する検査です。肺や、腸管ガスの様子を観察したり、骨折や脱臼などの異常の有無を調べます。また、骨同士をつなぐ軟骨の損傷や関節の変形や炎症の診断にも使用します。
【当院の一般撮影装置の紹介】
当院には、一般撮影においてコンピューテッドラジオグラフィ装置(CR装置)が備えられています。
CR装置の画像処理により、最適な濃度とコントラストのX線画像を得ることができます。
【一般撮影の検査例】
○胸部
心臓や肺の状態を診断するために撮影します。
肺を広く撮影するために息を吸って撮影します。
○腹部
肝臓や腎臓などの臓器や腸管ガスの状態を知ることができます。
また、尿管結石や腹水などの疾患のほか、腰椎や骨盤の変形などが分かることもあります。
腹部を広く撮影するために、息を吐いて撮影します。
○骨格系
骨の骨折や脱臼、変形などのほか、骨腫瘍などの病気を診断するために撮影します。
より診断しやすい画像のために多方向から撮影する場合もあります。
また、撮影する部位によっては息止めをお願いすることもあります。
【一般撮影を受けられる患者様へ】
□撮影する部位に異物があると診断の妨げとなることがありますので、撮影時にはずしていただくようお願いいたします。
〜〜〜X線写真に写るもの〜〜〜
○金属類 ○使い捨てカイロ
○プラスチック類 ○ブラジャー
○エレキバン ○厚みのある衣服
○湿布
この他にも、衣服のプリントや刺繍によっては写ることがあります。こちらで、検査衣および更衣室をご用意しておりますので、お着替えをお願いすることがあります。
また、長い髪なども写ることがありますので、束ねていただくことがあります。
□撮影枚数にもよりますが、検査時間は数分から数十分かかります。
□お子様・体調の悪い方などの撮影の際には、同行された方に付き添いをお願いすることがありますので、ご協力ください。
□妊娠中またはその可能性のある方は必ず、検査前に主治医または、放射線技師にご相談ください。
その他、ご不明な点がございましたら、放射線技師にお尋ねください。