NST(栄養サポートチーム)について

情報発信元: その他 委員会等チーム医療
最終更新日:2013年1月25日(金曜日) 14時24分 コンテンツID:2-5-538-547

内科・NSTカンファレンス

NST(栄養サポートチーム)とは
当院では入院患者様の栄養状態を把握して改善することを目的に,栄養サポートチームが活動しています。栄養サポートチームはNutrition Support Teamの頭文字をとって「NST」と呼ばれています。NSTメンバーは,病態全体を把握している医師,いつも患者様のそばにいる看護師,必要な栄養量を評価し食事を提供する管理栄養士,摂食嚥下機能評価を行う言語聴覚士,薬の副作用・効果などの管理をする薬剤師,地域連携室の医療ソーシャルワーカーなどの多くの専門スタッフで構成されています。NSTは,それぞれの専門知識を生かして最良の方法で栄養支援をするチームのことです。

NST(栄養サポートチーム)の活動
 入院中の患者様の年齢や病態によって必要な栄養の量は異なります。患者様が何らかの原因で,食べる量が減ったり,食べられなくなった時に,NSTでは「栄養不良の原因は何か?」,「必要な栄養量はどのくらいか?」,「栄養をどのようにして摂っていただくか?」などについて検討しています。
具体的には,週1回の内科総回診,症例カンファレンスにNSTも参加し,食事内容の変更や摂食嚥下機能に合った食事形態の提案など、個々の患者様に合った最適な栄養療法について検討しています。また,隔月でNST委員会と勉強会を開催し,新しい栄養療法や最新情報の獲得に努めて,職員全体のレベルアップを目指しています。
 栄養療法はすぐに目に見える効果は出ませんが,適切な栄養療法は患者様の治す力をサポートします。当院には日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)認定の栄養サポートチーム専門療法士が3名おり,今後さらに増えていく予定です。これからも患者様のためにチーム一丸となって,よりよい栄養療法を提供できるように努めていきます。

【NST委員会業績】
★栄養サポートチーム(NST)専門療法士
鶴居勝也(薬剤師),窪田真弓(薬剤師),高田婦美子(看護師)

★学会発表
・ 拘縮のある患者及び寝たきり患者の身長・体重測定方法の統一
第26回日本静脈経腸栄養学会(愛知)/2011年2月17日
・ 重度褥瘡へのNSTと褥瘡対策チームの連携 
第13回日本褥瘡学会学術集会(福岡)/2011年8月26日

★論文
・ 関節拘縮を有する患者及び寝たきり患者の身長・体重計測方法の統一
臨牀看護,37(11):1501-1505,2011.


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