病院のご案内

院長あいさつ

院長写真    大災害と言うべき、元日の能登半島地震の混乱で始まった令和6年でしたが、当院に転院して来られた十数名の患者さんも、だんだんと少なくなってきました。ご家族や友人が被災された方もおられ、心からお見舞い申し上げます。当院からは看護師、検査技師を派遣しましたが、突然あのような災害が起きた時、できることは限られていることを痛感いたしました。
   令和5年5月8日に新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行され、当初、院内は特に体制を大きく緩めることはありませんでした。何度かのクラスターを経験しながら、少しずつ院内の体制を変更し、緩和進行中です。今後も院内・院外の感染委員と慎重に検討しながら進めていきたいと考えています。
   さて、当院の6階の療養病床は、令和5年の10月に、介護病床の24床を医療病床に転換して、既存の医療病床と合わせて計45床とし、入院基本料2に変更しました。こうして入院基本料を下げることにより、医療区分1の患者さんでも、ある程度受け入れることができるようになりました。しかし南砺市では、長期療養のために医療・介護を一体的に必要とする方が入所する『介護医療院』がなく、今後受け入れ先の見つからない高齢者が増加することが懸念されてきました。そこで、コロナ過後の医療療養病床の需要の推移や、医療機関間における機能分化を踏まえ、当院6階の慢性期病棟(医療療養病床45床)を『介護医療院』へと転換すべく、令和6年10月1日を開院予定として準備を進めているところです。
   令和6年4月からの医師の働き方改革に関して、今のところ大きな問題なく経過しております。これまで以上に大学医局との連携を密にし、近隣の病院、施設の皆様の御支援をいただきたく思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


  令和6年6月


  
公立南砺中央病院
  院長  三浦利則