検体検査は、血液や尿などの患者様から採取される体液を検査します。
①迅速検査
伝染性の強い感染症(コロナ、インフルエンザ、A群溶連菌など)に対して最適な初期治療が行えるように、検体採取から結果報告まで20分をめどに実施しています。
②生化学・免疫検査
血液中に含まれる成分(酵素、蛋白、コレステロール、糖など)を調べ、肝臓・腎臓などの体内の機能の異常が無いかを検査します。
肝炎や梅毒などの感染症、甲状腺腫瘍マーカー(CEA,AFP,PSA)の検査も行っています。
③一般検査
尿検査では尿中の成分(糖、蛋白、潜血など)や細胞(赤血球、白血球など)を調べます。
その他に、便の潜血(大腸癌検診)や、穿刺液(腹水、胸水)の検査も行っています。
④血液検査
赤血球、白血球、血小板の数や形態に異常が無いかを調べます。
また、血液を凝固させたり、溶かしたりする成分の検査もしています。
⑤輸血検査
血液型を調べたり、輸血をする際に輸血する血液と患者様の血液が適合するかどうかを検査しています。
院内で行われる検査は、30分~1時間以内に報告できるように努めています。
院内で行えない検査項目は検査センターへ依頼しており、結果報告には約1週間くらい必要です。