病院ブログ

2025国際医用画像総合展に参加しました

 今回、日本放射線技術学会参加と併せて、同時に開催された「国際医用画像総合展」に参加してきました(令和7年4月11日~13日)。この展示会は、最新の医療画像機器や関連システムを一堂に展示する日本最大級の医療機器展示会です。

 特に興味を持ったのは、各社が提供するX線透視装置です。各メーカーのブースで実機の操作を試すことができたため、それぞれの機器の良さや特性がよくわかり、非常に有意義な体験となりました。また、操作感やデザインの違いを直接比較することで、長所や問題点について新たな視点も得ることができました。

 あるメーカーのブースでは、立位撮影が可能なCTのお披露目がありました。この立位撮影を可能にしているのが、90度回転可能なガントリの設計です。ガントリとは、CT装置の中でX線管球や検出器が取り付けられているドーナツ状の部分を指します。通常、ガントリは横向きに固定されていますが、この装置ではガントリが縦方向にも回転可能になっているため、患者さんが立った状態で、体の様々な断面を撮影できます。ガントリの今までにない動きを見ることができ、大変興味深かったです。

放射線室

立位撮影が可能なCT (Canonブースにて) 100249_01.jpg