乳房X線撮影(マンモグラフィ)とは
乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んで撮影することで、小さいしこりや石灰化を見つける乳房専用のX線検査です。乳房を圧迫して薄くのばすことで乳腺が広がり、少ない放射線で、より鮮明に病変が観察できます。
装置の特徴
FPD(フラットパネルディテクタ)と呼ばれる感度の高い検出器を用いたマンモグラフィ装置で、ごく少量のX線量で、良質な画像が得られます。3D(トモシンセシス機能)を搭載した装置で、病変の検出率の向上が期待できます。
3D(トモシンセシス)機能について
角度を変化させて撮影しデータを収集することで、1mmごとの断面像の作成が出きる機能です。
- 通常のマンモグラフィ装置(2D)
- 厚みのある乳房で、中身(乳腺・脂肪・病変など)がすべて重なっている。→『がん』があっても隠れてしまっている可能性がある。
- 3D画像
- 3D撮影をすることで、今まで(2D画像)重なり合ってわからなかったものが見えるようになったり、重なって病変に見えていたものが正常であると分かるようになる。トモシンセシス(3D)撮影をすることで良性・悪性の鑑別など病変の情報量が増加します。
- 3D撮影では、2D撮影と比べて乳房を圧迫(抑えている)時間が20秒ほど長くなります。
- 乳房を押さえる際にも痛みを和らげる優しい設計となっていますので、安心して受診してください。
- 撮影は女性技師が担当します。
- X線を使用する検査です。妊娠中・妊娠している可能性のある方はスタッフに申し出てください。
- 『マンモグラフィ検診 画像・施設』を取得しました!
2022年2月にマンモグラフィ検診 画像・施設として「NPO法人日本乳がん検診精度管理機構(精中機構)」より認定を取得しました。精中機構は日本で唯一のマンモグラフィ画像認定を行う団体で、書類審査、画像評価、線量評価など全ての項目において評価基準に合格した施設でなければ認定を受けることができません。今回、施設認定を受けたことは、当院の乳がん検診への取り組みが認められたものと考えられます。今後とも更に医療の質の向上を目指して、より精度の高い検査を提供できますよう努めてまいります。
当院では皆さまに安心してマンモグラフィ検査を受けていただくために、3つの認定を受けています
■施設認定(マンモグラフィ検査をするに当たって適した装置である)
■認定医師(マンモグラフィを読影するのに十分な知識を持っている)
■認定技師(マンモグラフィを撮影するのに十分な技術を持っている)
お知らせ
- 乳腺専門外来:月曜(午後)要予約 澤崎医師
- 人間ドック、南砺市乳がん検診 受付中!
- 人間ドックTEL:
- 0763-53-0001(14時~17時まで)