MRI検査とは
MRI検査とは Magnetic Resonance Imaging (磁気共鳴画像)の略で、強力な磁石と電磁波の共鳴作用により、体内の水や脂肪の情報を画像化します。
検査時間は30~60分程度、CT検査と比較すると長くかかります。MRI検査はレントゲン検査やCT検査と異なり、放射線を使用しない(被ばくがない)検査です。検査中は工事現場にいるような大きな機械音がします。当院では1.5T(テスラ) MRI装置が稼動しており頭部・脊椎・腹部臓器・四肢など、さまざまな部位に対して検査可能となっています。
MRI検査では造影剤を使用せずに血管像を得ることができます
動きによる画像のボケを補正する機能が搭載されています。
(左:補正無し、右:補正有り)
MRI検査を受けられる方へ
- 注意事項
- MRI検査室内には強力な磁場が発生しています。以下の機器を装着されている場合は検査を受けることができません。該当する方は申し出てください。
- ペースメーカー、植込み型除細動器、植込み型心電計
- 人工内耳
- 神経刺激装置
- 脳動脈瘤クリップなど、体内に金属がある
- 可動性義眼を装着している
- 閉所恐怖症
- 妊娠中または妊娠の可能性がある
- 検査時の服装、持ち物について
- 磁石に引き寄せられたり、画像や人体に影響を与えたりするもの、破損する恐れのあるものについては検査前に取り外していただきます。検査を担当する技師が確認しますので、指示に従ってください。
例)眼鏡、時計、カギ、財布、アクセサリー類、カラーコンタクトレンズ、ホッカイロなど
検査当日は脱ぎ着しやすい服装でお越しください。 - 撮影中はなるべく体を動かさないようお願いします。
- 検査中は大きな音が発生します。音を和らげるために耳栓やヘッドホンをご用意しています。
- 検査部位によっては息止めをお願いすることがあります。
- 腹部や骨盤の検査では食事(午前検査であれば朝食、午後検査であれば昼食)を食べずに来院して下さい。お茶や水などは飲んでいただいて構いません。
- 食前・食後に定期的にお薬を内服されている場合は医師にご相談ください。
- MRI検査に関わる認定資格として、「磁気共鳴専門技術者」という資格があります。装置の仕組みや撮影方法など、MRIの幅広い知識や技術が必要とされます。富山県内の資格保持者は2024年現在で20名と多くはありません。当院では「磁気共鳴専門技術者」の資格を持った職員がMRI検査を担当しています。検査の際には安全面に十分配慮し、検査目的に応じた適切な画像を提供します。
その他、ご不明な点がございましたら、職員にお尋ねください。