X線TV検査(X線透視撮影)は、連続してX線を出してリアルタイムに観察部位を写し出す検査方法です。リアルタイム動画なので、患部を観察しながら向きを変えたり、造影したり、圧迫したりして、最も見やすい状態で撮影することが出来ます。テレビのようなモニターで観察するので、X線テレビなどという言われ方をします。
当院の装置はFPD(フラットパネルディティクタ)を搭載しており、画像の歪みが少なく、広い視野が確保できます。低線量モードなどの多彩な機能を有しており、被ばく線量もより少なく検査ができます。胃や腸の観察をはじめ、カテーテル挿入時にどこまで進んでいるかの状態を確認したり、表面からは見えない患部の処置時などに使われます。また、通常のX線撮影ではわかりにくい、柔らかい臓器(胃・腸)や神経などは造影剤(バリウムなど臓器に合わせた薬剤)を使用して写し出すことが可能です。
■注意
当院では、人間ドックや住民検診での胃バリウム検査は行っておりません。