新人教育について
当院では新人看護師に対して、平成21年厚生労働省から通達された「新人看護職員研修ガイドライン」を取り入れ、新人看護職員のリアリティショックを最小限にとどめ、職場適応を促進する効果のある「プリセプターシップ」を導入しています。それに加え、新人看護師が安全に看護を提供できることを目的に段階を踏んで確実に知識・技術を習得したことを確認し、次の行為に自信を持って進めるようチーム全体でサポートを行う「チーム支援」の2つを導入しています。この2つの制度のもとで、看護管理者・新人看護師教育担当者・実施指導者(プリセプター)を中心に、全ての看護職員を始め医師やコメディカルスタッフも一丸となって新人看護師の教育・指導に関わる体制を取っています。
また、新人看護教育にも力を入れています。OFF-JTとOJTを組み合わせたスパイラル学習を行い、1年間を通して29項目の「基本的姿勢・態度」「技術的側面」「管理的側面」と幅広い内容の新人研修を勤務時間内に効果的に組み入れています。新人看護師の皆さんがステップを踏んで実践と研修を組み合わせながら無理なく知識・技術の習得ができるようプログラムを実践しています。
新人看護職員の年間教育プログラム
現任者教育について
スタッフ育成では「クリニカルラダー」を導入しています。クリニカルラダーを実践する事で各自の現状と課題を明確にすることができます。スタッフ一同が自己の課題をクリア―し、より水準の高い看護実践を提供する事を目標に頑張っています。
院内研修では委員会が中心となり、コメディカルスタッフも参加し最新のトピックスを踏まえた講義が開かれています。病棟内でも疾患別勉強会や、チームでの基礎勉強会など各病棟の特色を活かし日々の業務に直結した「根拠に基づいた看護(EBN)」を提供できるように知識・技術を習得しています。
さらに、院外では学会参加や看護研究発表にも参加する事で幅広い視野と知識を得て日々の看護実践に生かすよう看護部全体でスキルアップを行っています。